12552 北朝鮮 「ムスダン」発射台を撤去  古澤襄

七日朝のNHKニュースは、海外の注目すべき三つの情報を伝えている。
国内では参院に送られた衆議院の小選挙区の区割りを「0増5減」の法律に基づいて見直す法案をめぐって与野党が駆け引き・・・参院選まであと二ヶ月というのに民主党は全候補者が出揃わない。駆け引きをしている時間的な余裕はない筈だ。
■日米関係筋「北朝鮮がミサイル発射台撤去」5月7日 7時34分
北朝鮮が発射の準備を整えたとされていた中距離弾道ミサイルについて、日本海側のミサイル発射基地から2基の移動式のミサイル発射台が撤去されたことが日米の関係筋の話で明らかになりました。
北朝鮮では中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる機体が列車で北朝鮮東部に輸送されている様子が確認され、アメリカや日本、韓国など各国が警戒を続けてきました。
これについて日米の関係筋はNHKに対して、東海岸のウォンサン近くのミサイル発射基地から2基の移動式のミサイル発射台が撤去されたことを明らかにしました。
関係筋は、これによって、ミサイルが直ちに発射される可能性は低くなったとみているということです。(NHK)
■イスラエル シリア境界に巨大フェンス 5月7日 6時47分
内戦が続くシリアの首都ダマスカスで、イスラエルによる攻撃とみられる大規模な爆発が起きるなど両国の緊張が高まるなかで、イスラエルは、武装勢力の侵入などを防ぐためだとして、シリアとの境界線沿いに巨大なフェンスの建設を進めています。
イスラエルは、今月に入ってからシリアの首都ダマスカスの軍の施設などを2度にわたって空爆したとみられており、シリア政府が報復を示唆するなど両国の間で緊張が高まっています。
さらに、シリアの内戦が激化し、その混乱に乗じて武装勢力などが侵入してくるのを防ぐためだとして、イスラエルは、占領しているゴラン高原のシリアとの境界線に全長70キロにおよぶフェンスの建設を急ピッチで進めています。金属製のフェンスは高さがおよそ5メートルで、何重にも有刺鉄線が巻かれており、イスラエル国防省は今後、数か月以内にすべての作業を終える見通しだとしています。
イスラエルは、南の隣国エジプトとの国境でも全長およそ240キロにわたるフェンスの建設をことしになって終えており、アラブの春によって周辺国が不安定化するなかで国境の警備の強化を急ぐなど警戒を強めています。(NHK)
■シリアで大規模な爆発 40人超死亡 5月7日 6時47分
内戦が続くシリアで、イスラエルによる攻撃で起きたとみられる大規模な爆発について、シリア国内の監視を行っているイギリスの人権団体は、この爆発で政府軍の兵士、少なくとも42人が死亡したと発表しました。
シリアの首都ダマスカスでは、5日未明、郊外にある軍の研究施設など3か所で大規模な爆発があり、欧米のメディアは、シリアから高性能のミサイルが持ち出されるのを阻止するためにイスラエル軍が攻撃したと伝えています。
この爆発について、イギリスを拠点にシリアの内戦の監視活動を行っている「シリア人権監視団」は6日、軍病院の関係者の情報として、この爆発で政府軍の兵士、42人が死亡したほか、100人以上の兵士が行方不明になっていると発表しました。
この爆発を巡って、シリアのアサド政権は報復も辞さない構えを見せる一方、イスラエルも、シリアとの国境近くにロケット弾の迎撃システムを配備するなど警戒を強めており、緊張が高まっています。イスラエルは、ことしに入って、今回を含めて3回、シリア国内を攻撃したとみられており、シリアの内戦が泥沼化するなかで、地域の不安定化に拍車をかけるのではないかと懸念が高まっています。(NHK)
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