12628 政権陥落の一因は小沢氏 菅直人元首相   古澤襄

何のために開いたのか、参院選を前にした民主党の「公開大反省会」だとしたら、票を失うイベントだとしか思えない。スポーツ紙から政権を失った“最大の責任者”菅直人元首相は反省どころか、言い訳と悪口を連発するばかりだった・・・と揶揄されている。
”脱小沢”、”小沢切り”を主導した菅直人氏は、「(小沢氏は)ここまでひどい(人)とは思わなかった」。小沢氏が、党政策調査会を廃止したことにも「あれで党と内閣がぎくしゃくしたことが、政権を失った大きな理由だ」と述べ、政権陥落の一因は小沢氏だと言わんばかりだった。
これには小沢氏側も一言あってもしかるべきだろう。それとも過去の人となった菅直人氏?の”ひとり相撲”にはつき合っていられないということだろうか。
<民主党は11日、政権を失った原因を探る「公開大反省会」を都内で開いた。しかし“最大の責任者”菅直人元首相(66)は反省どころか、言い訳と悪口を連発するばかりだった。
菅氏は、政権時代に対立した小沢一郎・生活の党代表(70)への思いを問われ、迷わず答えた。
「自分の権力が最大限の状態を維持しようとした。ここまでひどいとは思わなかった」。さらに「現在は消費税増税を批判しているが、細川政権時は増税に積極的だった。自分の政治的影響力を強めるには、何を言えばいいか。そう思えば分かりやすい」とも語った。
小沢氏が、党政策調査会を廃止したことにも「あれで党と内閣がぎくしゃくしたことが、政権を失った大きな理由だ」と述べ、政権陥落の一因は小沢氏だと言わんばかりだった。同席した枝野幸男元官房長官が「分からない人」、長妻昭元厚労相が「感覚は違う」と短く答えたのとは対照的だった。
矛先は自民党にも及び、東日本大震災後に協力しなかった理由を「衆院解散優先が、自民党のスタンスだった」。脱原発については「民主党だから原発を少なくできた。自民党はできない」と胸を張った。
しかし、消費税増税を掲げて敗れた10年参院選について、枝野氏に「あそこで打ち出すことはない、ということは申し上げた」と暴露され「未熟だった。多くの仲間も失いまずかった」と釈明に追われた。東日本大震災、福島第1原発事故での対応を自省する半面、「もう総理大臣はやりたくない」とあっさり答えた。
参加者からは「反省ではなく言い訳だ」の指摘も。大反省会のはずが、企画倒れの側面も否めなかった。(日刊スポーツ)>
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