12648 沖縄近海接続水域に中国原潜、米空母追尾か  古澤襄

防衛省は13日、沖縄県・久米島南方の日本の接続水域内(領海の外側約22キロ)を12日深夜から13日朝にかけ、他国の潜水艦が潜航したまま通過したと発表した。潜水艦は12日深夜に接続水域内を東進し、13日朝に同海域の接続水域外を南東へ航行。同省は公式には潜水艦を「国籍不明」としているが、中国の原子力潜水艦と断定した。
小野寺五典防衛相は13日、記者団に「領海に入れば海上警備行動を発令する予定だった」と述べた。
同省は2日夜にも国籍不明の潜水艦が鹿児島県・奄美大島の西の海域で接続水域内を潜航したことも公表。12~13日の潜水艦とは別の中国原潜とみている。
政府は2隻の中国原潜は、13日に韓国で始まった米韓合同海上訓練に参加するため釜山に向かっていた米原子力空母「ニミッツ」を追尾・威嚇するために投入されたと分析している。
国連海洋法条約は潜水艦が他国の領海内を航行する際は浮上し国旗を掲げることを義務づけているが、接続水域内の潜航は条約に抵触しない。平成16年11月に中国潜水艦が沖縄県・石垣島周辺の領海内を潜航した際、政府は海上警備行動を発令した。(産経)
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