12673 「せっかくヒントをあげたのに・・」 飯島訪朝  古澤襄

杜父魚ブログのユーザー数が急カーブを描いて増加している。5月15日は3万1991、あと一息で3万2000の大台に乗る。5月早々に2万9000の大台に乗って、半月で3000人の読者が増えた勘定になる。
急激な読者増は、飯島内閣官房参与の北朝鮮を電撃訪問のニュースによる。トップテンの中、飯島関連情報が六本もある。
内輪話をすると、五月十三日に自民党筋と朝鮮総連情報の昔話をした。北朝鮮の人民武力相が更迭された人事をめぐって意見交換をしたのだが、この筋は朝鮮総連にえらくこだわっていた。
それで「謎に包まれる北朝鮮軍部トップの解任 2013.05.13 Monday name : kajikablog」の冒頭に、思いつくまま次のことを書いた。
<もう半世紀前のことになるが、北朝鮮情報は朝鮮総連から入手していた。外務省担当の記者は政治部三人、経済部一人に社会部から一人の記者がいたが、社会部記者は朝鮮総連の取材にかかりきり、その情報は外務省サイドも聞きたがっている。
政府筋でも警察庁や公安調査庁が北朝鮮情報を握っていて外務省は蚊帳の外。自民党筋でも金丸信氏が朝鮮総連に太いパイプを繋いでいた。
北朝鮮の財政に朝鮮総連が貢献していた時代だから、朝鮮総連の情報は確度が高かった。拉致問題が表面化して日本の北朝鮮に対する経済制裁が強化されるにしたがって、朝鮮総連の情報は確度が落ちていく。北朝鮮の権力構造の中で朝鮮総連の地位が低下している変化が現れた。>
それが翌日の十四日深夜に「飯島内閣官房参与 北朝鮮を電撃訪問」になったから驚いた。飯島氏は朝鮮総連のパイプを使って北京経由で平壌に赴いている。私にヒントを与えてくれた自民党筋だったが、飯島氏の電撃訪問にまでにはカンが働かなかったと悔いている。
「せっかくヒントをあげたのに・・・」と笑われそうだが、現役ではない引退老人だから仕方ない。
十五日のトップテンは次のようになっているが、渡部亮次郎氏の「世界は売春合法化の流れ」が二位につけているのは、橋下大阪市長の従軍慰安婦発言の関連であろう。
永田町では、ここにきて衆参ダブル選挙が取り沙汰されている。杉浦正章氏の「憲政常道に反する衆参同日選挙はない 2013.05.14 Tuesday name : kajikablog」が、政治ジャーナリストの常識で、自民党内のダブル説は、多分に野党に対する威嚇だとみているが、政界の一寸先は闇。
石破幹事長はダブル否定の慎重論。しかし次の幹事長候補で最右翼の二階俊博氏はダブル説を否定しないという。さて、どうなるか。
①韓国にとってショックだった飯島訪朝  古澤襄
②世界は売春合法化の流れ   渡部亮次郎
③中国は地域戦争での短期勝利を企図   古森義久
④飯島氏が秘かに北朝鮮入り 宮崎正弘
⑤安倍首相 飯島氏訪朝に「ノーコメント」  古澤襄
⑥飯島内閣参与の訪朝 韓国政府には事前通告せず   古澤襄
⑦アジア太平洋が「中国の海」となるシナリオ  宮崎正弘
⑧飯島内閣官房参与 北朝鮮を電撃訪問  古澤襄
⑨社民・照屋議員「沖縄は独立した方がいい」  古澤襄
⑩飯島氏 「朝鮮総連」人脈で訪朝  古澤襄
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました