「口は災いのもと」・・・日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)の慰安婦発言には批判の声が高まるばかり。党国会議員団幹部の中から「もう共同代表を替えるしかない」と橋下氏の辞任を求める空気が生まれている。
<旧日本軍の従軍慰安婦制度を「必要だった」とした日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)の発言への批判が強まっていることに対し、松井一郎幹事長(大阪府知事)は15日、府庁で記者会見し「誤解を与えたのなら残念で申し訳ない。説明が足らなかった」と陳謝し、事態の沈静化を図った。
松井氏はこれまで橋下氏の発言の正当性を強く主張してきたが、この日は姿勢を修正し、「(橋下氏は)人権を無視するような男ではない」と釈明。参院選への影響について「これで不利になっている」と述べ、焦燥感をあらわにした。
党国会議員団幹部は「橋下氏は維新を消滅させようとしているのではないか。もう共同代表を替えるしかない」と語った。(毎日)>
<日本維新の会の橋下共同代表は16日午前のフジテレビの番組で、在日米軍に風俗業の活用を働きかけた自らの発言について、「表現の拙さがあった。アメリカで風俗というと売買春を思い浮かべる。国際感覚が乏しかったかもしれない。非常に反省すべきところだ」と釈明した。
また、「僕が言いたかったことは、米兵の性的犯罪を建前論ではなくしっかりコントロールしてほしいということ」とも語った。
いわゆる従軍慰安婦問題に関しては、「戦場での性の問題、各国でひどいことをやっていたにもかかわらず、日本だけがどうして批判を受けているのか」と指摘。「強制連行があったのかどうか、(1993年の)河野談話では認めているようだが2007年の閣議決定では否定している。はっきりしないから世界から非難を受けている」と述べた。
橋下氏はこの後、大阪市役所で記者団に対し、従軍慰安婦の問題を党内で議論したいとの意向を表明。風俗利用に関する発言は撤回しない考えも示した。橋下氏は24日に元慰安婦と面会する。(読売)>
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