習近平、成都軍区視察。軍幹部がごぞって南部軍区を緊急視察中。
5月21日に習近平は四川省成都に現れ、4月に地震で被災した四川省芦山県青龍楊の被災地で活躍する災害救助に出動した軍隊を激励した。
この緊急視察には氾長龍・軍事委副主席、馬暁天・空軍司令員、魏風和・第二砲兵部隊主任など軍幹部をともなっていた。
翌5月22日には成都軍区第十三軍基地を訪問し、幹部ひとりひとりと握手、激励したという(多維新聞網、5月24日)。
災害救援の士気を鼓舞するために習近平が現れたことは意義深いが、主目的はそれだけではなく、綱紀粛正、反腐敗キャンペーンの成果を把握するためではないかと専門筋の解釈は言う。
とりわけ軍への禁酒令は、不満が充満しているとされ、そうした状況のチェックが隠された目的である。面従腹背なのか、本気で禁酒しているのか?
習の視察に先立ち許其亮・軍事委員会副主席が成都軍区を視察し、朱福煕・同軍区政治委員と懇談したことが判明、また氾長龍は、その前にも江蘇省、福建省、浙江省の各部隊を視察している。
これらは軍の腐敗を監査する目的が含まれ、さきに汚職で失脚した谷俊山・前総後勤部副部長以後、綱紀粛正が進んだか、状況の把握に努めたそうな。
おりしも空母「遼寧」は艦載機の訓練が行われている模様だったが、直近の写真報道では、殲15型の艦載機二機が甲板にあり、ヘリコプターが二機、三機と搭載されたものが発表されただけである。
杜父魚文庫
コメント