北朝鮮が先月、アジア太平洋放送連盟(ABU)に対し、北朝鮮、韓国、中国、日本の4カ国による国際バスケットボール大会の開催を提案していたことが24日までに分かった。
北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋はこの日「北朝鮮の中央放送委員会は4月の初めごろ、ABUに対し北朝鮮、韓国中国、日本の代表クラスの選手によるトーナメント方式のバスケットボール大会を共同で開催することを提案をしていたと聞いている」と述べた。
この消息筋は「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は今年3月、米プロバスケットボール(NBA)のスター選手だったデニス・ロッドマン氏と、米国のエキシビションバスケットチーム「ハーレム・グローブトロッターズ」を平壌に招待するなど、バスケットボールに非常に大きな関心を持っている。この提案は金正恩・第1書記の意向を受けて提案されたようだ」と述べた。
ABUの会長は2012年からKBSの金仁圭(キム・インギュ)元社長が務めている。マレーシアのクアラルンプールにあるABU事務局に出向しているKBSの関係者は、北朝鮮が大会を提案したことについて、本紙からの取材に対し「詳しいことは明らかにできないが、北朝鮮の中央放送委員会と協議を行ったのは事実だ。
しかし今のところこの件に関しては何も進展していない」「2012年に金仁圭会長が平壌を訪問して中央放送委員会のチャ・スンス委員長に会い、所定の中継権料を受け取ってロンドン五輪の中継権を与えることで合意したことはある。またその後も同委員会と何度か連絡は取り合っている」と明らかにした。
ロンドン五輪の際、北朝鮮の中央放送委員会は五輪会場に初めて6人の放送関係者を派遣した。1964年に設立されたABUは、アジアと太平洋地域における放送局間の相互協力を目指す国際組織で、各国の放送局が会員として加盟している。(朝鮮日報)>
杜父魚文庫
12779 北朝鮮、韓中日にバスケ大会を提案 古澤襄

コメント