12781 参院選「橋下氏先頭に戦う」 維新役員会   古澤襄

<日本維新の会は25日午後、橋下徹共同代表(大阪市長)ら在大阪幹部が上京し、都内の国会議員団本部で執行役員会を開いた。従軍慰安婦などをめぐる橋下氏の一連の発言に対し国内外から批判が強まっているが、橋下氏の共同代表続投を確認するとともに、「参院選は橋下氏を先頭に一致団結して戦う」ことで一致した。
橋下氏の発言が問題化してから主要幹部が一堂に会する党の正式会合が開かれるのは初めて。参院選では逆風も予想されるが、松井一郎幹事長(大阪府知事)は役員会の後、「既存政党は支持率が落ちると代表を代えて戦おうとする。われわれは堂々と橋下氏を前面に立てて戦う覚悟をした」と記者団に強調。橋下氏の参院選出馬については「あり得ない」と重ねて否定した。
役員会で橋下氏は、一連の発言について「一部誤解を招いた。党に心配を掛け申し訳ない」と陳謝。27日に日本外国特派員協会で行う会見では、在沖縄米軍に風俗業活用を勧めた発言を撤回し、慰安婦問題について丁寧に説明するとの考えを示し理解を求めた。出席者からは「揚げ足を取られないようにしてほしい」と注文が付いた。
一方、役員会では、憲法改正の発議要件を緩和するための96条の先行改正を参院選で訴えていく方針を確認した。(時事)>
<日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は25日、都内で開いた執行役員会で、慰安婦問題をめぐる自身の発言について「一部誤解を招き、党の皆さんに心配をかけて申し訳ない」と述べて陳謝した。在日米軍に風俗業の活用を進言したことについては「撤回し、おわびする」と述べ、27日の日本外国特派員協会での記者会見で撤回と謝罪の意を表明する考えを示した。
執行役員会には橋下氏と石原慎太郎共同代表、松井一郎幹事長、松野頼久国会議員団幹事長らが出席。石原氏は「こんなときほど一本にまとまって、悔いなく戦おう」と述べ、党の結束を呼びかけた。また、橋下氏の共同代表続投を確認するとともに、橋下氏を先頭に団結して参院選を戦っていくことで一致した。
橋下氏は27日の日本外国特派員協会の記者会見で、慰安婦発言について丁寧に説明する考えを示した。出席者からは「揚げ足を取られないようにしてほしい」との声が出た。
執行役員会では、参院選の公約について、統治機構改革のための憲法改正、改正の発議要件を緩和する96条改正、道州制導入の盛り込みを決めた。(産経)>
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