12782 橋下発言やっぱり影響?維新決起大会 閑古鳥…   古澤襄

<大阪維新の会の支援者が25日、参院選や東京都議選などに向けた決起大会を都内で開いた。日本維新の会共同代表兼大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長による従軍慰安婦発言などの影響からか、会場は約200席のうち埋まったのは約40席で閑古鳥が鳴く状況。その橋下氏は民放番組に出演し、在日米軍に風俗業の活用を求めたことに関し、一連の発言で初めて撤回を明言した。
維新への“逆風”は止まらない。党の支援者が参院選や東京都議選に向け行った決起大会。会場に用意された約200席のうち、埋まったのは5分の1ほどの約40席とまばら。幹事長の松井一郎大阪府知事は「逆風の中にいる」と苦境を認め、「選挙は厳しい」と繰り返し口に。また、橋下氏の発言について「これだけの騒ぎだから動揺もあるだろう」と、党内に与える悪影響を認めた。
共同通信が橋下氏の発言後に行った全国電話世論調査では、夏の参院選で日本維新に投票すると回答したのは5・7%と、前回調査から2・8ポイントも急落。参院選に向け、党は窮地に立たされている。
橋下氏はこの日、出演した番組で、在日米軍に風俗業の活用を求めた発言の意図に関し、沖縄での米兵の犯罪などを挙げ「“性犯罪を抑えるために本気になってください”と伝えるために、あの言葉を使った」と釈明。その上で「言葉が不適切だった」と理由を述べ、発言を撤回した。自身の進退に関しては「国民が判断することだ」と述べるにとどめた。
また、あす27日に都内で開かれる日本外国特派員協会の記者会見では「(事前に)ペーパーを用意して丁寧に説明したい」と、各国メディアに対し主張を整理して臨む考えを示した。党内からも「揚げ足を取られないように説明すべきだ」との意見が出たという。
一方で、慰安婦問題をめぐる発言について「この問題について発言すれば、日本国内だけでなく世界各国から批判を受けることは承知していた」と、覚悟の上の発言だったと強調し、発言は撤回しなかった。「日本だけを非難するのではなく、世界各国が戦場で女性を利用していた過去を見直す必要がある」と、あらためて持論を主張した。
その後、都内の党国会議員団本部で開かれた執行役員会に出席。石原慎太郎共同代表らを前に冒頭のあいさつで「発言の一部で誤解を招き、党の皆さんに心配をおかけし申し訳ない」と陳謝し、会合では党の結束を強化する方針を確認した。 (スポーツニッポン)>
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