<<【外信コラム】ポトマック通信 金メダリストも感激>>
女子柔道の塚田真希さんが5月はじめまでの2週間ほどワシントン地区を訪れ、米国の柔道家たちと幅広く交流した。塚田さんは全日本女子選手権で9連覇、 アテネ五輪で金メダルという輝かしい戦績で、この1年半はイギリスで指導と研修中。その合間をぬって米国柔道界と初めて接触した。
「ジョージタウン大学・ワシントン柔道クラブ」での週3回の定期練習に計6日間、参加したほか、首都近郊アナポリスにある海軍士官学校でも指導した。
同校では塚田さんは全学生4500人の昼食の場で正式のゲストとして紹介され、午後の2時間たっぷり同校柔道部の男女部員たちに技を指導し、自由に練習をし た。現役を引退したとはいえ、世界選手権でも優勝した実力は衰えず、男子学生たちをも軽く投げていた。
柔道クラブでは塚田さんはまず女性たちとの柔道交流を優先したが、自由練習の乱取りとなると、本格派の男性有段者たちが次々に挑んでくる。全米大会に出るレベルの男性選手が女性だからという遠慮まったくなしでぶつかってきた。だが塚田さんはやはり強かった。
塚田さんは、米国柔道の感想を「異なる年齢層の男女が学業や職業のかたわらに、これほど熱心に練習をしている姿に感激しました」と述べていた。(産経)
杜父魚文庫
12786 日本の女子柔道、アメリカで歓迎 古森義久

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