12821 反腐敗キャンペーンの一環で米国留学の党幹部子弟に警告  宮崎正弘

卒業したら一年以内に帰国せよと紀律委員会が近く通達か。
香港紙『信報』(香港の日本経済新聞に類似、クォリティペーパーとして知られる)は5月28日付けで「中国共産党中央規律検査委員会は『党幹部が海外に子どもを留学させている場合、留学終了後1年以内に帰国させる』という項目を義務付けすることを考慮中で近く実施に踏み切るだろう」と報じた。
当面は閣僚級以上の共産党幹部の子弟を対象として、もし一年以内に帰国させなかった場合、人事上の処分(左遷、降格、更迭、減給)を受ける。
これは習近平の反汚職キャンペーンに一環であるが、党紀律検査委員会は王岐山が責任者、いよいよ辣腕を発揮し始めたようだ。
すでに昨年秋の党開会前に、習近平、李克強ら共産党トップは娘達を米国の留学先から急遽呼び戻した。
党幹部の家族が欧米諸国に暮らし、コンドミニアムどころかフロリダあたりでも別荘を買って、贅沢三昧の生活に、中国国内のネットで広く批判が出ている。
 
一説には習近平の娘がハーバード大学に匿名で留学していたが、実名がばれて脅迫をうけたため帰国したという。
杜父魚文庫

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