杜父魚ブログの読者増が急カーブを描いている。29日のユーザー数は3万5819,前日より260人増えた。この勢いなら5月中に3万6000の大台に乗りそうである。5月になって7000人の読者が増えた勘定になる。
政治・経済、海外情報という”硬派”のブログが、読者から読まれているのは、それだけ日本を取り巻く内外情勢が大きく変動している表れではないか。
オールド・リベラリストと自称していた大先輩・松本重治氏の名著「上海時代」を再読しながら、八十八年前にアメリカのチャールズ・A・ビアード博士が、日米戦争があるとすれば、「米国人が中国市場の魅力というものを買い被っていることで、戦争の原因と考えられるのは、結局、中国の問題だ」と喝破していたことに感動した。
中国が巨大な市場であるのはいまも変わらない。EU経済の停滞に悩むドイツのメルケル首相が中国市場にかかわることで現状突破を目指そうとしている。だが「中国市場の魅力というものを買い被っている」きらいがあるのではないか。
中国市場のバブルがはじけたら、メルケルの目論みも破綻する。むしろ中国だけでなくインドやブラジルといった新興の市場にも目を向ける”広角の目”がいま必要ではないか。その意味で安倍首相の経済外交戦略が正しいように思う。
話はがらりと変わるが、女子プロ・ゴルフに新風が吹き込んでいる。三田村昌鳳氏が「ここ数年、岡本綾子の門下生の活躍が際立っている」と指摘した。
京都美人の森田理香子をはじめ、服部真夕、表純子、青山加織、若林舞衣子たちの活躍が目覚ましい。森田が岡本のもとに、入門したのは2009年の秋。彼女の持ち味のひとつは、164cmの身長から生まれる、柔軟で力強いスイングだという。
岡本は弟子の森田に「力強さと美しさを兼ね備えた完全無欠のスイング」を求めている。新星・森田理香子の活躍を楽しみにしている。飛距離が大きいので、曲がるリスクにハラハラさせられるのだが・・・。
杜父魚文庫
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