<ロシアは、地対空ミサイルシステムC―300をまだシリアに供給していない。露紙「ヴェドモスチ」が31日、防衛産業の情報筋の話として伝えた。
情報筋によると、シリアに今年C-300が供給されるか否かは不明だという。「ヴェドモスチ」は、10億ドル相当の「C-300PMU-2」4基の供給契約は2010年に締結され、シリアの内戦はその後の2011年に始まったと指摘している。
情報筋は、北大西洋条約機構(NATO)やイスラエルがシリアを空爆した場合、「C-300PMU-2」がシリア政府の助けになることはないとの見方を示している。
なお、レバノン紙アルアハバルが30日、テレビ「アルマナル」が行ったシリアのアサド大統領へのインタビュー記事を引用して伝えたところによると、アサド大統領は、ロシアとの間で交わされた様々な種類の兵器供給に関する全ての合意は実行されると述べ、そのうちのいくつかはすでに供給されたと伝えたという。
マスコミによると、アサド大統領は、ロシア製C-300の一部がシリアに到着したと述べた。(ロシアの声)>
杜父魚文庫
12844 シリアに地対空ミサイル供給していない ロシア 古澤襄

コメント