ロシアのメデイア情報は、どこまでが正確な話で、どこまでが政治的なプロパガンダか判断できないことが多々ある。韓国メデイアの情報も正確さの確認をしないまま”飛ばし情報”をたれ流す傾向がある。
米国や日本では、誤報、虚報、捏造ニュースと分かれば、他のメデイアからここぞとばかり叩かれるので、韓国メデイアほど”飛ばし情報”が横行しない。
そんな観点で「ロシアが戦闘機ミグ29を10機以上、シリアに輸出する計画」というニュースは、半分は疑い、半分はあり得ると判断が迷う。
ロシアの軍用機メーカー「ミグ」の社長が輸出計画を記者団に明らかにした。一方、大統領補佐官は「シリアに対して新たに武器を輸出する計画はない」と否定。
国営のイタルタス通信は「ミグ29のシリアへの輸出計画は以前に合意していたものだ」と伝えた。さて、どの話を信じたらよいものやら・・・。
<ロシアの軍用機メーカー「ミグ」は、内戦が続くシリアのアサド政権に対し、戦闘機ミグ29を10機以上輸出する計画を進めていることを明らかにし、ロシアに対する欧米の批判が一層強まることも予想されます。
ロシアの軍用機メーカー「ミグ」のコロトコフ社長は31日、シリアのアサド政権に対し、ロシア軍の主力戦闘機の1つ、ミグ29を、10機以上輸出する計画を進めていることをロシアの記者団に明らかにしたうえで、「現在、シリアの代表団がモスクワを訪れており、輸出契約の細部を詰めている」と述べました。
ただ、これについてウシャコフ大統領補佐官は「シリアに対して新たに武器を輸出する計画はない」と述べたほか、国営のイタルタス通信も国防産業の関係者の話として、ミグ29のシリアへの輸出計画は以前に合意していたものだと伝えており、契約の詳細は明らかになっていません。
シリアへの武器輸出を巡っては、ロシアが地対空ミサイルシステム「S300」をアサド政権に供給することに対して、欧米諸国がこのところ批判を強めてきました。
ロシア政府は、アサド政権への武器供与は国家間の正当な武器輸出であり、国際法に違反していないと主張してきましたが、シリアの内戦が長引くなかで、戦闘機の輸出を巡って、ロシアに対する欧米の批判が一層強まることも予想されます。(NHK)>
杜父魚文庫
12848 ロシア「ミグ」戦闘機シリアに輸出計画 古澤襄

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