12940 米大統領 尖閣問題で中国の抑制求める  古澤襄

<【ランチョミラージュ(米カリフォルニア州)時事】オバマ米大統領と習近平・中国国家主席は8日(日本時間9日)、米カリフォルニア州ランチョミラージュで2日目の会談を行った。ドニロン大統領補佐官(国家安全保障担当)は会談後に記者会見し、オバマ大統領が一連の会談の中で習主席に対し、沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中の争いをエスカレートさせないよう求めたことを明らかにした。
ドニロン氏によると、尖閣問題は会談初日の7日夜に取り上げられた。オバマ大統領は第三国の主権問題に立ち入らない米国の原則を示した上で、習主席に対して、争いを抑制して外交による解決に取り組むべきだと明言した。
両首脳はまた、北朝鮮の核問題への対応についても討議。北朝鮮を核保有国として容認せず、非核化達成へ協力することで一致した。9日に韓国との実務協議を再開し、核開発の既成事実化を図ろうとする北朝鮮にくぎを刺した。
両首脳は8日午前の会談では、経済問題を中心に意見交換した。オバマ大統領はこの中で、サイバー問題が米中関係の阻害要因になると警告。習主席は米側の懸念に理解を示した。一方、習主席はオバマ大統領に、環太平洋連携協定(TPP)交渉に関する情報を求めた。(時事)>
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