12967 護衛艦の巡視船転用 見送りへ  古澤襄

政府は、沖縄県の尖閣諸島周辺の警戒体制を強化するため、退役した海上自衛隊の護衛艦を海上保安庁の巡視船に転用できないか検討してきましたが、装備を変えるための費用がかさむうえ、使用できる年数が短いことなどから、転用は見送ることになりました。
沖縄県の尖閣諸島の周辺で、中国当局の船が日本の領海を頻繁に侵犯しているなか、政府は、警戒などに当たっている海上保安庁の体制を強化するため、退役した海上自衛隊の護衛艦を海上保安庁の巡視船に転用できないか検討してきました。
しかし、ミサイルの取り外しなど装備を変えるための費用がかさむこと、巡視船として使用できる年数が短いこと、それに、護衛艦と従来の巡視船ではエンジンの仕組みが異なり、海上保安官にとって操作が難しいことなどから、転用は見送ることになりました。
これを受けて防衛省は、老朽化のため退役させたものの、転用するかどうか結論が出るまで港に係留していた複数の護衛艦を、通常どおりスクラップにして処分することにしています。(NHK)>
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