12997 英ウィリアム王子にインド人の祖先 DNA検査  古澤襄

<【ロンドン=内藤泰朗】英チャールズ皇太子の長男で、英王位継承順位第2位に当たるウィリアム王子(30)=ケンブリッジ公=の祖先にインド人がいることが、DNA鑑定の結果、明らかになった。アジア人の血を引く英国王の誕生は初めてとなるという。英紙タイムズが14日報じた。
それによると、王子の母親、故ダイアナ元妃の母方の叔母の唾液をDNA鑑定した結果、インド人女性に特有の珍しいミトコンドリアDNAが含まれていることがわかった。

調査に当たった専門家らはこのほか、インドとの関係を示す祖先の手紙なども発見されたことから、王子の母親、故ダイアナ元妃の6代前の家系にインド人女性がいたと断定。「結果は論争の余地のないものだ」と話している。
故ダイアナ妃は生前、チャールズ皇太子とインドを公式訪問したことはある。ウィリアム王子は来月に予定される第1子の誕生を待ってインドを初訪問する計画を立てているという。
インドは、大英帝国の旧植民地などで構成する英連邦のメンバー国であり、約12億人の人口を抱えるアジアの大国。同紙は「アジア人の祖先がいたという発見は、インド人の間でケンブリッジ公の人気を高めることになるだろう」と指摘。英印関係の強化に資するとの見方を示した。
英王室は14日、産経新聞の取材に対し、「コメントはできない」と語った。(産経)>
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