<[モスクワ 13日 ロイター]ロシアの政府系天然ガス大手ガスプロム(GAZP.MM: 株価, 企業情報, レポート)は13日、ウラジオストクの液化天然ガス(LNG)プラントについて、総生産量の半分以上を購入するという条件の下で、最大49%の権益を日本企業などに売却する可能性があることを明らかにした。
このLNGプラントは年間生産能力を2018年までに500万トンにし、2020年には1000万トンに拡大することを目標としている。
ガスプロムは日本を含む外国企業とこのプロジェクトへの参入を協議してきた。伊藤忠商事とは予備調査を行った。
ヴィタリー・マルケロフ副社長は記者会見で、「このプラントへの日本や他の海外企業の資本参加をわれわれは見込んでいる。そのような企業が戦略的パートナーとなり、(年間)600万トン以上のLNGを購入するなら、我々は49%の権益を売る用意ができている」と述べた。
同副社長は、LNGの販売に関して、日本、中国、韓国の企業と年末までに拘束力のある合意に署名する予定だと述べた。(ロイター)
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13012 ガスプロム、LNGプラントの権益半分を日本企業などに売却の可能性 古澤襄

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