<【モスクワ=佐々木正明】ロシアを訪問している森喜朗元首相はモスクワの下院庁舎で28日、ナルイシキン下院議長と会談し、4月末に行われた日露首脳会談で確認された領土交渉の加速化や経済協力の深化などについて意見交換した。
また、ナルイシキン氏は国会議員同士を含む幅広い分野で日露間の交流が活発化していることを歓迎した。
日本ラグビー協会会長の森氏はラグビー(7人制)のワールドカップ観戦のため、現地を訪れている。>
<<森元首相、プーチン大統領との会談検討>>
26日にロシアを訪問している自民党の森喜朗元首相が、滞在中に同国のプーチン大統領との会談を検討していることが28日、分かった。森氏は7月2日まで日本ラグビー協会会長として滞在する予定。親交が深いプーチン氏と北方領土交渉などについて意見交換するとみられる。
森氏は、モスクワで開催されるラグビーの7人制ワールドカップ(W杯)に出場する日本代表チームの試合を観戦するのが訪露の目的としている。
森氏は今年2月にも安倍晋三首相の特使として訪露し、プーチン氏と会談した。これをきっかけに4月の日露首脳会談が開かれ、停滞していた北方領土交渉の「加速化」で合意した。両首脳は6月の主要8カ国(G8)首脳会議(ロックアーン・サミット)でも会談し、ラブロフ外相が来日し、北方領土交渉の進展を図る考えで一致している。(産経)>
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