13151 中東和平交渉再開できず-ケリー米国務長官  古澤襄

中東和平を目指すアメリカの外交力は確実に低下している。ケリー米国務長官は、イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長の間を行き来する「シャトル外交」を五回も行ったが、和平交渉の再開は引き出すに至らなかった。
<【エルサレム時事】中東和平交渉を仲介するケリー米国務長官は30日、イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長の間を行き来する5回目の「シャトル外交」を終えた。
27日からの4日間で、双方と3度ずつ会談したケリー長官は「本質的な進展があり、双方の溝は狭まった」と述べたが、約2年9カ月中断する和平交渉の再開は引き出せなかった。今後も「シャトル外交」による仲介努力を行う方針だ。
ケリー長官は30日午後、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)が開かれるブルネイへ出発。外遊を続ける。(時事)>
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