13154 進次郎氏の地元・横須賀市長選で自民敗れる  古澤襄

自民党一の人気男・進次郎青年局長が地元の横須賀市長選で敗れ、「全力で戦ったが負けは負けだ。私の力不足で本当に申し訳ない」と頭を下げた。
進次郎人気が即投票行動に繋がるとはいえない。やはり現職の吉田雄人氏に挑んだ前副市長の広川聡美氏の力不足。参院選でも進次郎人気を当てにして上滑りの選挙をしたら横須賀市長選の二の舞になる。
<横須賀市長選が6月30日、投開票され、自民党の小泉進次郎青年局長(32)が推す広川聡美氏(61=前副市長)が、現職の吉田雄人氏(37)に敗れた。吉田氏は再選。政党の支持を受けない吉田氏が09年の市長選で当選以来、4年間続いた小泉王国VS吉田市政の「ねじれ」は解消されず、進次郎氏には大きな痛手だ。
選対本部長を務めた進次郎氏は「全力で戦ったが負けは負け。私の力不足です」と繰り返し、頭を下げた。市を二分した仁義なき戦い。「大将を勝たせるには汚れ役が必要だ。私は汚れ役も引き受ける」と、なりふり構わなかった。
前回は、父小泉純一郎元首相が推した候補が、当時33歳の吉田氏に敗北。父のリベンジ戦でもあった。国会がある日以外は地元に張り付いたが、届かなかった。「勝って当たり前」といわれる王国での敗北。「青年局長の面目もつぶれる」(党関係者)と厳しい声もある。「こういうことを経験するのも、政治の道なんですかね」と話した。
地方で続く、首長選の自民党の連敗記録も止められなかった。先月23日の東京都議選は全勝したが、党幹部は地方で勝てない現状に危機感を募らせる。進次郎氏は気持ちを切り替え、4日公示の参院選で再び「選挙の顔」として、秋田県から「被災地、離島、過疎」をテーマに全国を回る。(日刊スポーツ)
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