【カイロ時事】エジプト治安当局は3日、イスラム組織ムスリム同胞団を母体とする最大与党「自由公正党」のカタトニ党首を拘束した。失脚したモルシ大統領のみならず、ほかの同胞団の幹部や関係者も相次いで拘束下に置くことで、組織全体の無力化を図る動きとみられる。
地元メディアによると、治安当局は「民衆を扇動し、暴力に駆り立てた」との容疑で同胞団メンバー300人の逮捕状を取り、捜索を続けている。同胞団の幹部については、海外渡航を禁止する措置が取られたという。
一方、同胞団の支持者がエジプト各地で破壊活動を行い、死傷者が出ている。北部のアレクサンドリアやマルサマトルーフ、中部ミニヤなどで治安部隊や反大統領デモ隊と衝突し、少なくとも14人が死亡、100人前後が負傷した。(時事)>
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13190 同胞団与党党首も拘束=メンバー300人に逮捕状 古澤襄

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