<【北京時事】中国北京市の北京首都国際空港第3ターミナルで20日午後6時25分(日本時間同7時25分)ごろ、爆発があった。
国営新華社通信や中央テレビなどの中国版ツイッター「微博」によると、車椅子に乗った山東省の男(33)が携帯していた手製爆発物を爆発させた。男は負傷し、病院で手当てを受けているが、左腕切断の重傷。また警備員1人が軽傷を負った。警察当局は、男は不満を持ち、社会に訴えるため爆発を起こしたとみて調べている。
爆発が起きたのは、日本航空や全日空なども発着する第3ターミナルの2階にある国際線到着出口から約10メートルの場所。男は到着ロビー側から入り込んだもよう。男は大声で叫んだ後、白い外装で手荷物のように装った爆発物を取り出して着火した。
男は、山東省※(※くさかんむりの下に河)沢市の冀中星容疑者。到着出口付近で宣伝ビラを取り出したが周囲に相手にされず、さらに係員に制止されたため爆発を起こしたとされる。中国メディアによると、男はバイクタクシーの運転手をしていた2005年、出稼ぎ先の広東省東莞市の治安要員7~8人に殴られ、腰椎を骨折する重傷を負った。障害が残って仕事ができなくなったと訴え、陳情などを繰り返していた。
微博に書き込まれた爆発当時の写真には大きな炎が上がっている様子が写り、周辺は濃い白煙で覆われた。現場には多数の警官が動員され、現場は一時封鎖された。爆発による運航への影響は出なかったという。(時事)>
<[北京 20日 ロイター]中国の北京国際空港で20日、車いすに乗った男が手製の爆発物を爆破させた。爆発が起こったのは国際線が発着するターミナル3で、男が負傷した。空港当局は、ほかに負傷者はなく、通常通り営業しているとしている。
国営新華社通信によると、車いすに乗った山東省出身の男(34歳)が、ビラを撒こうとして阻止された後、爆発物を爆破させた。
空港の広報担当者は、空港警察が調査中と述べて、男の動機などについてコメントしなかった。警察はコメントを差し控えた。(ロイター)>
杜父魚文庫
13383 北京空港で爆発=車椅子の男が手製爆発物 古澤襄

コメント