<21日夜、東京都千代田区 民主党は、政権を失った昨年の衆院選に続く参院選の惨敗に衝撃を受けている。結党以来最低の議席数となり、党勢回復のすべはすぐには見つかりそうもない。海江田万里代表の責任を問う向きもあるが、党内の混乱回避を求める声が根強いのが実情だ。
海江田氏は21日夜の民放番組で「国民の民主党に対する信頼感というのは戻っていないというのが正直なところだ」と述べ、敗北を率直に認めた。
参院選直前、日本維新の会が橋下徹大阪市長の従軍慰安婦発言で失速。みんなの党が維新との選挙協力を解消したため、民主党内では、改選数2以上の複数区では「漁夫の利」で相対的に同党が浮上するとの期待があった。
しかし、株高など「アベノミクス」の成果を強調する安倍政権の勢いに押され、海江田氏ら民主党幹部が選挙戦で主張したアベノミクスの「副作用」は、有権者の理解を得られなかった。
「大丈夫だ。分かっている」。海江田氏は21日午後、同僚議員から電話で「あなたの責任ではない。前の3人の首相が悪い」と代表続投を進言されるとこう答え、続投の意向を早くもにじませていた。
党内は、衆院選の惨敗で衆院議員が4分の1以下に減った傷が癒えていない。参院選敗北によりダメージが増幅された形で、海江田氏が辞任すれば「党内はぐちゃぐちゃになる」(中堅)として、続投を支持する声が一定程度ある。
民主党政権で主流派を占めた首相経験者ら幹部は選挙期間中、それぞれの地元に張り付き状態となった。しかし、岡田克也前副総理、前原誠司元外相はお膝元の三重、京都で公認候補を当選させられず、両氏の周辺からも「執行部を批判する権利はない」との声が出ている。
党立て直しの方策は見いだせず、今は安倍政権の失点を待つしかない状況だ。(時事)>
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13400 民主 惨敗に衝撃隠せず 立て直しへ妙案なし 古澤襄
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