<民主党は24日の常任幹事会で、参院選惨敗の要因をつくったとされる菅直人元首相の処分と、売国発言を繰り返している鳩山由紀夫元首相への対応を協議する。場合によっては「元首相2人の除名」もあり得る状況だ。一方、最高責任者である海江田万里代表はこれだけの落選者を出しながら、依然として、ポストにしがみつく姿勢を崩していない。
「民主党の再生は、この2人を乗り越えない限りない。非常につらいが、やると決めた以上はやり切らねばいけない」自身の辞任を表明した細野豪志幹事長は23日、記者団にこう語った。
菅氏は参院選東京選挙区で、党の方針に反して無所属候補を支援する反党行為を行い、公認候補である鈴木寛氏が落選する事態となった。このほか、自身のホームページ上で、自民党に対する「落選運動」を呼びかけて、有権者に「元首相が…」とあきれ果てられた。都連関係者を中心に、処分の中で最も厳しい除籍(除名)を求める声が上がっている。
海江田氏が24日、菅氏に離党勧告し、拒否すれば処分も辞さない構えという。
鳩山氏は参院選直前、沖縄県・尖閣諸島について、香港のテレビ局の取材に「中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない」と述べ、訪問した中国でも「カイロ宣言では『盗んだものは返さなければならない』とされており、中国側が(その中に尖閣が)入ると考えるのも当然だ」「(尖閣問題は)棚上げすべきだ」などと、日本政府や民主党の見解と大きく異なる“売国発言”を連発した。
鳩山氏はすでに党籍離脱しているが、「参院選で党への深刻なダメージとなった。今後も党を傷つけ続けかねない」として、離党前にさかのぼって除名などの処分を検討するという。
元首相2人の処分は、細野氏が辞任する8月末までに結論を出す方針だが、代表である海江田氏は居座る構えだ。
22日の幹部協議では、細野氏が、代表選を実施して海江田氏も立候補するよう提案した。「党再生に向けて海江田氏の求心力を高めるため」と説明したが、出席者はこぞって反対したという。
海江田氏はその発信力の低さと、わが国最大級の消費者被害とされる安愚楽牧場事件に関わったことで、自身も参院選のダメージとなったはずだが、このまま頬被りするつもりなのか。(夕刊フジ)>
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コメント
国外追放の方が被害が少ないと思います。