13443 次期FRB議長にローレンス・サマーズ元財務長官が本命視  宮崎正弘

傲慢な手法、国内にも敵だらけの学者、米国経済の舵取りが出来るのか?あまりに傲岸不遜な人物なので、議会証言のおり「議会軽視」と非難が集中した。「サマーズに謙虚さを求めるなんて、マドンナに貞淑であれと希望するようなもんだ」と。
サマーズの家系はアシュケナージ一家。叔父にサミュエルソン(ノーベル経済学賞)がいる。ハーバードの秀才と謳われ、世銀チーフ・エコノミストからクリントン政権で財務次官、副長官とトントン拍子、ルービンが政権をさると、財務長官にどっかと居座り、傲慢な態度を崩さず、しかしアジア通貨危機はなんとか乗り切った。政治手腕は高いと評価された。
ブッシュ政権の誕生とともにワシントンを去り、ハーバード大学学長に納まったが、女性蔑視発言でまたまた学園を追われたといういわくつきの人物。オバマ政権では国家経済会議委員長を二年務めたが、はやばやと飽きて、ハーバードビジネススクール教授に戻った。
このサマーズが「次期FRB議長に有力」と『ウォールストリート・ジャーナル』(7月25日電子版)が報じた。
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました