13452 福島党首が辞任表明=参院選惨敗で引責-社民  古澤襄

<社民党の福島瑞穂党首は25日午後の常任幹事会で、参院選で惨敗した責任を取り、党首を辞任する意向を表明した。同日夕に記者会見して、辞任の理由などを説明する。
社民党は21日投開票の参院選で、改選2議席を確保できず、過去最低の1議席にとどまった。福島氏はその後の記者会見で「全ての責任は私にある」と語っていた。
福島氏は1998年に同党の比例代表から出馬し初当選。土井たか子氏の後任として2003年に党首に就任した。09年には民主党などと連立を組み、鳩山政権で少子化担当相などを務めた。(時事)>
社民党の福島瑞穂党首が25日に引責辞任した背景には、党勢の退潮傾向に歯止めがかからない現状がある。長年、党の「看板」を務めた福島氏の後任選びは難航必至の状況で、党は存亡の機に直面している。
福島氏は25日の記者会見で「労働組合などの固定票に代わる新たな人とのネットワークや新陳代謝がなかなかうまくいっていない」と厳しい状況を説明した。福島氏の交代は党内の「新陳代謝」を進めるためだが、知名度抜群の福島氏に代わる人材は党内には見当たらず、当面は又市征治幹事長を党首代行とする異例の対応を強いられた。

福島氏は「脱原発など社民党の活動はかけがえのないものであり続けている」と強調。脱原発を掲げて参院東京選挙区で当選した無所属の山本太郎氏に統一会派結成を呼び掛けたことも明らかにした。
だが、参院選では同じ脱原発や護憲などを掲げる共産党に自民党への批判票が集まった。菅義偉官房長官は25日の記者会見で「かつては自民党に対する一大勢力で日米安保に反対だったが、その旗を降ろすなかで国民の理解が得られなくなった」と指摘し、過去の政策のブレが党勢衰退の根本的な原因だと指摘した。(毎日)>
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