(7月27日 AFP)エジプトの首都カイロ(Cairo)で27日、解任されたムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領の支持派と警察の間で衝突が起き、支持派の市民少なくとも75人が死亡した。
近隣のナスルシティー(Nasr City)で座り込みのデモを続けているイスラム系のモルシ支持派が設置した野外病院の医師らによると、カイロ空港に続く道路で発生した衝突では、その他およそ1000人が負傷した。(AFP)>
<【カイロ時事】エジプトの首都カイロで27日、イスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ前大統領派のデモ隊が治安部隊と衝突し、保健省によると、デモ参加者ら60人が死亡、320人が負傷した。同胞団は銃撃などで100人以上が死亡、3000人以上が負傷したと主張しており、死傷者数はさらに増える恐れがある。
デモの長期化を辞さない考えを示していたモルシ派に対し、治安部隊が強硬対応に踏み切ったとみられる。ただ、犠牲が拡大したことでモルシ派の抵抗が先鋭化する恐れがある。また、国際社会の批判も避けられない情勢だ。
同胞団側は衝突について、デモ隊が27日未明にカイロ東部のアズハル大学前の通りを行進していたところ、治安部隊に催涙ガスを発射され、大学の屋上に配置された狙撃手から銃撃を受けたと説明。「治安部隊の攻撃は約6時間続いた」と訴えている。
これに対し、エジプト治安当局は「デモ隊に実弾は使用していない」と強調する一方、デモ隊側が攻撃を仕掛けてきたと非難した。(時事)>
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13475 モルシ支持派75人以上が死亡、警察と衝突 エジプト 古澤襄

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