13759 <速報>JAXA「打ち上げ19秒前に自動停止」  古澤襄

27日、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられる予定だった国産の新型ロケット、イプシロンは、打ち上げ直前に異常が見つかり、27日の打ち上げは中止されました。
JAXA=宇宙航空研究開発機構の奥村直樹理事長は、「ロケットの姿勢に異常を示すデータが見つかり、打ち上げ19秒前に自動停止した。原因は究明中だ」と述べました。
イプシロンは、JAXAが12年ぶりに開発した国産の新型ロケットで、27日午後1時45分に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられる予定でした。
しかし、打ち上げの19秒前にカウントダウンが中断し、予定時刻を過ぎても打ち上げることができず、27日の打ち上げは中止されました。
午後4時すぎから開かれた記者会見で、JAXAの奥村直樹理事長は、「計画どおり打ち上げられず、期待に添えることができず本当に申し訳ない」と陳謝しました。
そのうえで、「ロケットの姿勢に異常を示すデータが見つかり、打ち上げ19秒前に自動停止した。原因は究明中だ。次の打ち上げについては原因究明のあと設定したい」と述べました。
イプシロンは、コストを抑えるため1段目のロケットに「H2A」の補助ロケットをそのまま使用しているほか、点検作業の一部をコンピューターに任せて自動化するという新しいシステムを導入していました。
当初は今月22日に打ち上げられる予定でしたが、今月5日になって信号をやり取りする配線に誤りが見つかり、27日に延期されていました。(NHK)>
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