13769 米国、アサド政権崩壊目指し軍事行動起こさず＝ホワイトハウス　　古澤襄

＜［ワシントン　２７日　ロイター］米ホワイトハウスのカーニー報道官は２７日、シリアの化学兵器使用疑惑への対応をめぐり、アサド政権の崩壊を目指して軍事行動に踏み切ることはないと言明した。
報道官は「検討されている選択肢は、政権交代に向けたものではない」とし、「化学兵器の使用を禁じる国際基準の明らかな違反に対応するためのものだ」と説明した。
大統領は巡航ミサイル攻撃を選択肢の１つとして検討している。
カーニー報道官はまた、米国には軍事的な対応策だけでなく、他の選択肢もあると指摘。オバマ大統領はまだ対応策について決定していないと強調し、決定次第「大統領は発表する」と述べた。
カーニー報道官はまた、シリアの化学兵器使用疑惑について、数日中に米国の情報当局による正式な報告書を公表すると明らかにした。報告書では、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとの結論が下される見通し。
米国は、反体制派との協議を通じた政治的な解決策の一環として、アサド大統領の退任を望んでいる。（ロイター）＞
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