<【ワシントン時事】オバマ米大統領は30日、シリアのアサド政権が化学兵器を再び使用することを阻止するため「限定的で焦点を絞った行動を取る可能性を模索している」と表明、対シリア武力行使に向け詰めの調整を進めていることを明らかにした。
化学兵器使用について「米国の国家安全保障上の利益を脅かす」と主張。性急な攻撃に懐疑的な声もある議会に全ての情報を提供すると約束し、国際社会や議会に協力を求めつつ、実施時期を最終決定する考えを示した。
【ベイルート時事】シリアのアサド政権が首都ダマスカス郊外で化学兵器を使用したとの疑惑をめぐり、国連調査団は30日、首都にある軍の病院を訪れた。ロイター通信が伝えた。調査団は31日に帰途に就く予定で、これがシリアでの最後の活動となる。
病院では、21日に毒ガス攻撃を受けた被害者の一部が治療を受けているとされ、疑惑解明への手掛かりとなる試料採取や聞き取り調査などが行われたとみられる。(時事)>
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