ごまかしは100兆円を越えていると衝撃論文が出現。北京大学HSBCビジネススクールの準教授クリストファー・ボールドウィンが衝撃の論文を発表した。この論文は8月14日に発表されていたのだが、これまでは私的なサークルの範囲内で配布されていただけで、誰も知らなかった。
ボールドウィン準教授の論拠は住宅価格の統計の偽りである。
民間の住宅販売価格は2000年から2011年の12年間で8・1%の上昇が見られると国家統計局のデータが示しているが、都市部が6%弱の値上がりでしかなく、他方、清華大学の研究では同時期の主要35都市の住宅価格は三倍となっている。
同期間に農村部から年へ流出した人口が2億3000万人と言われており、賃貸価格の上昇が12%と記録されている。この12%上昇は過小な報告ではないか。
すなわち中国の持ち家比率は66%前後が農村部であり、都市部では流動人口が多いため賃貸である。
これらの事実を踏まえて、中国のGDPを計算し直してみると、「水増し」は最低に見積もっても1兆ドル(100兆円)であり、中国が「世界第貳位」などと獅子吼する総額780兆円から、最低見積もりの100兆円を引くと680兆円前後となる。
筆者からみれば、中国のGDPはおそらく600兆円内外(GDPの47%が不動産関連であり、住宅バブルが崩壊し始めると、日本の520兆円さえ、下回ることになるだろう)である。
次ぎに同教授に期待したい分野は中国の外貨準備の水増しへの挑戦である。
杜父魚文庫
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この「破天荒」の使い方は正しくない。