13905 滝川クリステル「おもてなし」スピーチで人気株急騰  古澤襄

アルゼンチンのブエノスアイレスで行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会でフランス語でプレゼンテーションを行い、日本国民が持つ「おもてなし」の心をアピールしたフリーアナウンサーの滝川クリステル(35)。
その株が、五輪関連株が急騰するのと比例するように急上昇。きょう10日の帰国後は新たなオファーが殺到しそうだ。

プレゼンでは、流ちょうなフランス語で「訪れる人を慈しみ、見返りを求めない深い意味がある。祖先がずっと受け継いできたこの心で皆さまを温かく迎えたい」と日本の伝統的な精神を紹介。
最後は、手ぶりをつけながら「東京は皆さまをユニークにお迎えします。お・も・て・な・し」とIOC委員に一語ずつ語りかけ、東京五輪招致にひと役買った。この場面がちまたで話題を呼んでおり、まねするお笑いタレントも今後出てきそうだ。
この日、帰国の途に就く前、「数日前にフェニックスが夢に出てきて何だろうと思って調べたら“幸運”のしるしだったんですね。こういう形で五輪に携わったので、7年後もまた何らかの形で携われたらいいなと思います」と語った滝川。7年後には五輪キャスターのオファー殺到が予想されるが、それ以前に帰国後すぐ、自らの身にフェニックスが訪れそう。
広告代理店関係者は「知的なスピーチと、東京五輪決定の瞬間に見せた感情豊かなガッツポーズで、幅広い層の心をつかんだ。今回の好印象で、箔(はく)が付いただけでなく知名度もさらに上がった」と分析。現在も5社とCM契約を結ぶ人気者だが、「今後もますますCM依頼や、国際的な大きなイベントでの登場機会も増えることになると思う」と話した。
また、テレビ局関係者は「夜のニュース番組のイメージが強かったけれど、今回でスポーツの爽やかなイメージもプラスされた。国際的な組織で親善大使を務めるなどしており、これから仕事の幅が広がっていくのは間違いない」と断言した。
滝川は今年3月、海外での活動に力を入れていくため、フジテレビの情報番組「Mr・サンデー」を卒業。現在は、動物愛護や環境問題などを世界各地で精力的に取材しているが“おもてなし”効果で、国内外での活動に追い風が吹きそうだ。(スポニチ)
■滝川 クリステル(たきがわ クリステル、Christel Takigawa、1977年10月1日 – )=タレント、フリーアナウンサー。本名、滝川・ラルドゥ・クリステル・雅美 (Takigawa Lardux Christel Masami) 、日本名、滝川雅美(たきがわ まさみ)。 通称は滝クリ、クリステル。
フランス・パリに生まれた。父親はフランス人、母親は日本人。3歳の時に家族で来日し、東京都立青山高校、青山学院大学文学部フランス文学科卒業後、2000年フジテレビを受験し、最終選考まで残るが不合格。
だが、他局に採用されるには惜しい人材ということで、系列の共同テレビに入社。安藤幸代(現:セント・フォース)、相川梨絵(2012年3月アナウンサー業を引退)と並び、同社にとっては新人を社員アナウンサーとして採用した初めてのケースとなった。
2002年10月からは、『ニュースJAPAN』のキャスターを担当。2007年4月から報道番組『新報道プレミアA』を安藤優子とともに担当。2人は、『ニュースJAPAN』の元キャスターと現役キャスターという共通点があった。ミドリガメを2匹飼っており、名前は1号と2号。(ウイキペデイア)
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