13937 みのもんた次男、周囲の評判と“二世の重圧”  古澤襄

■ライバル局の兄を意識か
<みのもんた(69)の次男で、窃盗未遂の疑いで警視庁に逮捕され12日に送検された日本テレビ社員の御法川雄斗(みのりかわ・ゆうと)容疑者(31)。テレビ界の超大物の息子として順風満帆の人生を送っていたはずが、何が道を狂わせたのか。
御法川容疑者は神奈川県逗子市で育った。慶応大学を卒業後、日本テレビに入局。現在は制作局に所属し、スポーツ担当。学生時代にはサッカーに打ち込んでいたということもあり、同局ではサッカーのクラブW杯などを担当している。「以前は派手っぽいところもあったが、最近はまじめに仕事していた。腰も低くて、ユーモアもあったが…」と局関係者は驚く。
兄はTBSのプロデューサーで、現在は深夜帯のバラエティー番組を担当。2010年に放送されたTBSのトーク番組「EXE」に登場して“顔出し”したこともある。
テレビ各局は関係強化を期待して、芸能界やスポンサーの大物二世が多く在籍する。それ自体は珍しくはないが、兄弟でそれぞれがライバル関係の民放キー局に就職というのは異例だ。
「みのにしてみれば、兄弟で切磋琢磨してほしい、という願いだろうが、裏目に出てしまった。兄の活躍を意識したのかどうかは分からないが、結果的に弟は七光りの重圧に負け、『バカ息子』のレッテルを貼られることになってしまった」(ベテラン放送作家)
おしどり夫婦といわれたみのは2012年5月、専属スタイリストだった愛妻、靖子さんをがんで亡くしている。大学教員だった長女は、妻の後を継ぎスタイリストを務めているという。
妻の葬儀でも家族の絆を見せた自慢の息子、娘たちだったが、なぜ次男だけが転落したのか。
「高校時代にヤンチャだった。周囲から『有名人の息子だから何にもできないんだろ?』とバカにされたことがきっかけで、ワルたちとつるんでいたようだ」と当時を知る関係者は話す。
育った逗子周辺でも「あいさつはあまりしない子だった」「トラブルがけっこうあった」というが、大人になりきれなかったのだろうか。
12日朝放送されたTBS系「みのもんたの朝ズバッ!」では、御法川容疑者逮捕を伝える新聞記事と、夏休み中のみのがマスコミ各社に送った直筆謝罪コメントの文面を出演者が読み上げたが、番組司会者としての、みののコメントはなかった。(夕刊フジ)>
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