<[ジュネーブ 13日 ロイター]シリアの化学兵器の国際管理をめぐり協議を続けている米ロ外相は、シリアが保有する化学兵器の規模について合意に近付いている。
化学兵器の規模特定は、兵器の押収、廃棄に至る大前提として最初の重要な段階であり、協議は「重大な局面」を迎えつつある。米当局者が13日、明らかにした。
ケリー米国務長官は今週行った議会委員会への証言で、シリアの化学兵器の規模についておよそ1000トンとの見方を示している。
これに対し、ロシアは米国の推定をはるかに下回る規模を見積もっているとされ、両者の間で大きな違いがあるとみられていた。
米当局者は匿名を条件に「協議は進展しており、化学兵器の規模について合意に近付いている」と述べた。
前日からスイスのジュネーブで始まった協議は、2日目のこの日も深夜まで続いており、14日も継続する見通し。
また今回の協議には、米ロ双方の兵器専門家が同行しており、化学兵器の廃棄に至る詰めの協議を行っている。衝突が続くシリア国内での兵器廃棄は非常に危険性が高いため、査察官の安全確保が議題の1つに上がっている。(ロイター)>
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13963 シリア問題めぐる米ロ協議が進展、化学兵器の規模特定で合意間近 古澤襄
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