次期駐日大使に指名されたキャロライン・ケネディは9月19日に開催された、米連邦議会上院外交委員会公聴会で、「尖閣諸島は日本の施政下にあり、米国による日本防衛義務を定めた「日米安保条約第5条の適用対象である」と明言した。
ケネディ次期大使は「(領有権に関し特定の立場をとらないという)米国の立場は明らかであり、対話を通じた平和的な解決を望む」としつつ、「米国は平和的な対話と外交を後押しする責務がある」とした。
また対日観については、「日本は不可欠のパートナーであり、日米同盟は地域の平和と安定、繁栄の礎石だ」と強調した。これは従来の米国の尖閣諸島問題の枠内であるが、安保条約の適用対象と明言したところにポイントがある。
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14021 <速報>尖閣諸島は日米安保条約の適用対象と次期駐日大使が明言 宮崎正弘

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