14032 シリア、化学兵器を報告＝オランダの国際機関に　　古澤襄

＜【ブリュッセル時事】オランダ・ハーグにある化学兵器禁止機関（ＯＰＣＷ）は２０日、シリア政府から化学兵器に関する報告を受け取ったことを明らかにした。
シリアは神経ガスなど約１０００トンの化学兵器を保有しているとみられており、どこまで正確に申告しているかが国際管理・廃棄を進める上でカギを握る。
ＯＰＣＷによると、シリアが提出したのは「化学兵器計画に関する最初の情報開示」。ＯＰＣＷが内容を精査しているが、追加の申告も提出される可能性がある。
シリアの化学兵器廃棄計画に関する１４日の米ロ合意は、シリアに対して化学兵器の包括的なリストを一週間以内に提出するよう求めていた。
今後、ＯＰＣＷは廃棄計画を実行に移す決定をした上で、申告内容に偽りがないか、シリアが化学兵器を保管している施設の査察を行う。廃棄作業が確実に行われるかも検証する。（時事）＞
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