14046 藩基文国連事務総長への反対   古森義久

<国連の藩基文事務総長の日本批判発言は不適切のきわみでした。日本政府が「真意」を問うと、本人はごまかしました。日本政府は不問に付すとか。
この人の偏狭な自国偏重、日本へのいちゃもん、そして外交能力の欠落など国連事務総長としての欠陥はもう明白です。
しかし7年前、彼が国連事務総長の候補になったとき、わが日本では誰も反対を表明しませんでした。私は超少数派として、このサイトで反対を明示しました。この反対は今も正しかったと自負しています。
そのときの私の反対論を再現します。韓国の偏狭ナショナリストが国連の事務局を仕切っている事実は日本にとっては”サモクレスの剣”です。
■次の国連事務総長候補に韓国の藩基文外交通商相が名乗りをあげています。韓国政府が票集めに不明朗な資金を使っているという欧州メディアの報道もありますが、藩氏が有力な候補であることは否定できません。
藩氏自身は有能で誠実な外交官なのでしょう。国際的な能力も高いのでしょう。
しかしわが日本にとっての利益、不利益という点からすれば、韓国代表の国連事務総長就任には絶対に反対すべきです。世界中の他の諸国がすべて賛成でも、日本はなお反対すべきです。国民運動を起こしてでも反対すべきです
その理由を以下に書きます。
まず国際的基準からみて韓国代表が国連事務総長になることの不適切さの理由です。
▽韓国は厳密にはまだ戦争状態にある分断国家である(国際法的にも変則な地位の国はすべての国に対して平等、円滑に接することができない)
▽韓国はアメリカの軍事同盟国である(これまでの事務総長はみな非同盟とか中立の国の出身だった。二国間、多国間の軍事同盟の加盟国の例はない。とくに超大国アメリカの軍事パートナーの国の出身者は調停役としての信が薄い)
▽韓国は国連が最も重視する人権擁護に徹していない(2003年の国連人権委員会では、韓国代表は日本人の拉致を含む北朝鮮の人権弾圧への非難決議に賛否のボタンを押さず、欠席とみなされる醜態を演じた)
さてでは日本にとって韓国代表が国連事務総長になることの重大な不利益を以下にあげます。
▽韓国は日本の領土の竹島を武力で不当に占領し、その問題の解決を国際司法裁判所に持ち込むことをも拒んでいる(日本の領土を奪う国の代表が国連事務総長になってよいはずがない)
▽韓国は日本が2005年に国連安保理常任理事国入りを目指したとき、まっさきに激しく反対した(韓国は日本が国連で大きな役割を果たすことを嫌っており、日本がそんな国に国連の要職を与えるべき理由ななにもない)
▽韓国はいま反日の国である(親の代までさかのぼって日本とつながっていた人たちを糾弾する理不尽な反日国家の韓国の代表が国際機関の国連を牛耳ることが日本にプラスになるはずがない)
以上、こんなに多数の反対理由があるのです。
しかし日本の政府も外務省も藩氏への反対を述べていません。日本の国民にとっての悪夢を防ぐ意味での藩氏の国連事務総長選出に断固として反対しましょう。
杜父魚文庫

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