14068 イラン軍の幹部は米国の態度に注意せよと警告　　古澤襄

国際情勢は表と裏があるから、裏の情報であるイスラエル・ニュースのウオッチが欠かせない。
湾岸戦争の終戦を記念するパレードがイランで行われた。イスラエルまで届くとされるミサイル３０基も展示。ロウハ二大統領はイランがウランを濃縮する権利は決して放棄しないと宣言したとイスラエル・ニュースは伝えている。
また「イランのロウハ二大統領が今回の訪米でオバマ米大統領と会談か」と伝える一方で、「イラン軍の幹部は米国の態度に注意せよと警告したと報じた。
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2013年　9月22日（日）
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＊フランス大使と人道支援組織の関係者が西岸地区のパレスチナ人にテントを届けようとしたところ、国防軍に止められ乱闘に。大使が兵士を殴る場面も。ＥＵは国防軍に説明を要求している。(P,Y,H)
＊パレスチナ人が知人の２０歳の国防軍兵士を西岸地区に誘い出し、殺害する事件が発生。兵士の遺体を使い、テロ犯として１０年間イスラエルで服役中の兄弟を解放させることを目指していた。(Y,P,H)
＊シリアが化学兵器目録を土曜日に提出。化学兵器の処分に必要な情報であり、土曜日までに提出するようロシアと米国が求めていた。シリアは約千トンの毒物を保有していると見られている。(P,H)
＊レバノンのベイルート市にあるヒズボラ支配地域に、レバノン政府の治安部隊が駐留へ。８月の爆破テロを受け、治安維持のため住民が要請しヒズボラも同意。ヒズボラの影響力に陰りが見えている。(Y)
＊南イエメンでアルカイダ系武装勢力が政府施設を襲撃。軍事基地への爆弾攻撃で３０人、別の場所への襲撃で１０人が死亡した。(P,Y)
＊ダノン副国防相が米国紙に掲載した論説で「イスラエル政府はオスロ合意が失敗に終わったと認めるべきだ」と発言。合意を正式に取り消し、西岸地区とガザを分割する「三ヶ国共存」を提案した。(H)
＊テルアビブ近くで無人偵察機に似た不審な動きをする飛行物体が感知され、国防軍機が緊急発進。しかし、鳥の群れだと判明した。(H)
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2013年　9月23日（月）
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＊ヘブロン付近の検問所で警備中の国防軍兵士がパレスチナ人に首を銃撃され死亡。国防軍は現場を封鎖し犯人を追っている。(Y,H)
＊兵士が相次いでパレスチナ人に殺害されたことを受け、ベネット産業相らがネタニヤフ首相にパレスチナ囚人の解放中止を要求。(H,Y,P)
＊湾岸戦争の終戦を記念するパレードがイランで行われた。イスラエルまで届くとされるミサイル３０基も展示。ロウハ二大統領はイランがウランを濃縮する権利は決して放棄しないと宣言した。(P,H,Y)
＊西岸地区で国防軍兵士を殴るなどしたフランス大使の行動は大使として不適切だとして、政府は同大使の追放などを検討中。(H)
＊イランのロウハ二大統領が今回の訪米でオバマ米大統領と会談か。イラン軍の幹部は「米国の態度に注意せよ」と警告した。(Y,H)
＊シリアの首都ダマスカスのロシア大使館に迫撃弾が着弾。被害は軽微か。ここ数ヶ月、反政府勢力は首都への攻撃を強めている。(P)
＊国防軍兵士が２人続けて殺害されたことを受け「自治政府は倒れ、インティファーダが起こる」とハマス幹部のマルズークが発言。(Y)
＊パレスチナの武装組織ＰＦＬＰなどが、イスラエルとの和平交渉の即時中止を自治政府に求める運動を開始した。領土交換などは全面拒否し、国連での一方的国家承認を目指すべきだと主張している。(P)
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2013年　9月24日（火）
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＊イスラエルの店も出店するケニアの高級ショッピングセンターで土曜に発生した人質事件がほぼ終結。６０人以上が死亡。ソマリアのアルカイダ系組織の犯行で、イスラエルも解決に協力した。(H,P,Y)
＊２人の兵士が相次いで殺害されたのは、不幸な偶然であり、暴力の激化傾向を示すものではないとの見方をヤロン参謀長が表明。(H,Y)
＊ケリー米国務長官と、イランのザリフ外相が国連総会の開催を機会に初めて会談することが決定。核開発が議題になるもよう。(Y,H,P)
＊エジプトの裁判所が、ムスリム同胞団を非合法化し、財産を没収するとの判決。暫定政府が実際にどのような対応を取るかは不明だが、過激派が地下に潜行して各地でテロが多発する懸念もある。(Y,H,P)
＊イランの政府担当者とハマスの担当者が、ここ２週間の間にレバノンなどで会談を重ねているとの報道。両者が関係を修復か。(Y)
＊クウェートのイスラム教指導者が、ＴＶドラマ中の結婚式はイスラム法上の正式な結婚に当たると裁定。結婚した女優が結婚式を演じるのは重婚罪だとしたため、ＴＶ業界に動揺が広がっている。(Y)（イスラエル・ニュース）
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