興味をひかれる本の紹介です。貴重な歴史の資料でもあります。
主人公である著者は寺井義守氏となっていますが、実際の編著者は航空自衛隊で長年、活躍し、防衛政策の論客としても知られる佐藤守氏です。寺井氏は佐藤氏の義父なのです。
■内容紹介
大東亞戦争の開戦時、ワシントンで外務省の宣戦布告の遅れを目の当たりにし、終戦間際は大西瀧治郎の下で特攻隊の編成に携わり、戦後、海上保安庁の創設に奔走した、文字通り戦争を駆け抜けた高級参謀の回想録。
第一章戦前編
一、わが生い立ち
二、祖父母や父の思い出
三、私の悪戯ぶり
四、農学校へ進学
五、海軍兵学校受験
六、江田島生活
七、卒業、そして内地航海へ
八、遠洋航海…「出雲」乗り組み
九、軽巡洋艦「球磨」、「阿武隈」乗り組み
十、海軍少尉に任官…術科講習員
十一、飛行学生拝命
十二、軍艦「霧島」時代
十三、重巡「愛宕」の飛行長時代
十四、海軍練習航空隊高等科学生
十五、海軍大学校甲種学生
十六、横浜海軍航空隊時代
第二章 戦中編
十七、第二次出征…第一連合航空隊参謀時代
十八、米国駐在武官補佐官を拝命
十九、軍務に復帰
二十、「軍令部時代」着の態度
『遺稿集』各種出版物から
二十一、「終戦処理…平和の密使マニラへ飛ぶ
二十二、出版物などへの寄稿文集
第三章 戦後編
二十三、海上警備隊の創設 二十四、海上防衛力再建の動き
二十五、海上自衛隊時代の回想
内容(「BOOK」データベースより)=上海、南洋、ワシントン、大本営、マニラと、日米戦争の節目を目撃した海軍軍人の貴重な史料。
杜父魚文庫
14072 日本海軍軍人のワシントン勤務 古森義久

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