14076 安倍首相の血液型は角栄さんと同じB型  古沢襄

六年前に「歴代首相の血液型」という記事を書いた。深い意味があったわけではない。政治記者時代に酒飲み話で政治家の性格を血液型であれこれ品定めしたことを想い出したからである。
私が現役時代に接した総理大臣たちのナマの姿と血液型の性格がぴったり合致している。その後、1971年に能見正比古氏が「血液型でわかる相性」を新書版で発売したらバカ売れしたことがある。
能見正比古説は明確な科学的根拠がないと批判され、いまでは話題にすらなないが、24日の杜父魚ブログで読者の選んだベスト・テンに再登場している。理由は?と聞かれると、筆者の私は首を傾げるばかり。
この時に日本の歴代首相の血液型でもっとも多いのはO型だと紹介した。もっとも少ないのはB型で田中角栄元首相だけであった。
私もB型人間なのだが、良くいえば慣習や既成の枠にとらわれない柔軟でアイデイアが豊富。芸術家に多いタイプである。その半面、ズボラで用心深くないのは私の性格そっくり。角栄さんと血液型が同じだと分かり、何となく嫌な気分に襲われた記憶が残る。
安倍晋三さんの血液型も調べたが、分からないのでA型人間と目星をつけた。自由奔放なアッキーこと昭恵夫人はB型人間と思ったが、深く調べることもしなかった。
ところが安倍首相は、政治家には数少ないB型人間だった。田中角栄さんと同じ血液型・・・。独創的なアベノミクスはB型首相の産物なのかなあ!
■血液型によって人間の気質が分かるという説が一時は流行したことがある。能見正比古氏が「血液型でわかる相性」を出したのは1971年。この本が売れに売れて、テレビでも大きく取り上げられた。
だが能見正比古説の統計は明確な科学的根拠がほとんど存在しないという批判が起こって現在では下火となっている。政治家の血液型に興味があった私は知りうるかぎり歴代首相の血液型を集めた時期があった。
能見正比古説は科学的根拠に欠けるかもしれないが、歴代首相の血液型でみるかぎり不思議とその性格が当たっている
たとえばO型は岸元首相、福田元首相、中曽根元首相。能見正比古説によれば、O型は言い出したら引っ込まない。強引で独善的。英雄的性格だという。世界史上でも偉人、英雄、名将の70%以上はO型ではないかと能見正比古氏は推定している。
もっとも欧米ではA型とO型が総人口の九割近くを占めるというから”世界史上”という冠をつけるのは強引すぎるきらいがある。混血の少ないアメリカ先住民族は、ほぼ全ての構成員がO型という調査もある。O型しかいなければ、O型の英雄が現れても不思議ではない。
この論争は学者にお任せで、深入りするつもりはない。
日本では血液型のバランスが比較的にとれている。戦時中に爆撃などで傷を負った国民に輸血するために全国民の血液型を調査することが義務付けられ、上着の胸に血液型を表示した名前を付けたものである。
日本人のA型は40%、O型は30%、B型は20%、AB型は10%という統計数字は今でも変わっていないのではないか。A型とO型が日本人全体の七割を占めるが、欧米の九割に比較すると少ない。
さて、そうなるとA型の首相が圧倒的に多くなる筈だが、沖縄返還を実現した佐藤元首相しか見つからなかった。私がよく通った前尾元衆院議長はA型。兄貴分の池田元首相の血液型を前尾氏に聞いたことがあるが、「O型なのかな」と首を傾げていた。
A型は能見正比古説によれば、几帳面でまじめ人間。ルールを尊重して、倫理観、潔癖感が強いという。対照的で大雑把なB型の部下には厳しく当たる傾向がある。
日本人の20%しかないというB型政治家の代表は田中元首相。角栄政治はB型人間の典型だという。B型の特徴は慣習や既成の枠にとらわれない柔軟でアイデイアが豊富。その半面、ズボラで用心深くない。佐藤元首相の下では田中氏は恵まれなかった。
さらに少ないのがAB型。日本人の10%しかいない。人情論とか愛情論には関心がない合理主義者だという。いわゆる秀才型なのであろう。その典型が宮沢元首相。石原東京都知事もAB型だという。
小泉元首相、安倍前首相、福田首相の血液型はどうであろうか。能見正比古説が下火になってから、政治家の血液型を調べる興味が失せてしまった。だが察するところ小泉元首相はAB型、安倍前首相、福田首相はA型と目星をつけている。当たるも八卦、当たらぬも八卦。B型人間の私が勝手に想像しているだけのことである。(杜父魚ブログ 2007.12.05 Wednesday name : kajikablog)
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