14097 核兵器廃絶、国連会合で訴え  古澤襄

■東京五輪「平和の祭典に」-安倍首相
【ニューヨーク時事】安倍晋三首相は26日午前(日本時間同日夜)、核軍縮をテーマに初めて開かれた国連総会ハイレベル会合の冒頭で演説した。首相は唯一の被爆国の立場から「核兵器廃絶は戦後一貫してわが国国民の悲願だ」と強調。「2020年夏季五輪の期間は広島と長崎の原爆忌と重なる。世界の皆さんとともに平和を考える祭典にしたい」と訴えた。
 
首相は、核兵器をめぐる現状について「いまだに多く存在しており、一部では透明性を欠いた核戦力の増強が続いている」と指摘。「核兵器のない世界は国際社会全体にとっても大きな目標だ」と述べ、包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効や兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)の早期交渉開始の必要性を強調した。
首相はまた、各国の首脳に対し「全世界の政治指導者が核兵器の人道的結末について認識を共有すべきだ。広島や長崎を訪れ、被爆の惨禍を直接肌で感じてほしい」と呼び掛けた。(時事)>
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