14105 東電社長「総理と同じ考え」   古澤襄

■「状況はコントロールされている」と港湾外への影響否定
東京電力の広瀬直己社長は27日、福島第1原発の汚染水問題をめぐる放射性物質の拡散について「港湾外への影響はなく、(安倍晋三)総理と同じ考え」との見解を示した。同日開かれた衆院経済産業委員会の閉会中審査で、野党議員からの質疑に答えた。
汚染水問題をめぐっては、国際オリンピック委員会(IOC)総会で、安倍首相が「状況はコントロールされている」などと発言。その後、民主党の会合で東電幹部が「今の状態はコントロールできているとは思わない」と安倍首相の見解を否定するなど、関係者の間で認識の違いが浮き彫りになっていた。東電側が汚染水処理の現状について公式見解を示した形だ。
国会で汚染水問題が審議されるのは初めて。この日の委員会は、広瀬社長が汚染水処理への対応を説明したほか、安倍首相の発言の真偽を精査する場にもなった。30日にも開かれ、茂木敏充経済産業相と原子力規制委員会の田中俊一委員長が出席する予定。
茂木経産相は閉会中審査に先立ち、広瀬社長と経産省内で会い、「汚染水対策がゆめゆめおろそかにならないよう、万全の体制で臨んでほしい」と要請した。(産経)>
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました