■原発ゼロ発言「無視できぬ」
<小泉純一郎元首相が「原発ゼロ」を主張し始めたことに、政府・与党が困惑している。
安倍政権は原発の再稼働や海外輸出を推進しており、「個人の発言だ」(政府関係者)と表向き静観の構え。ただ、抜群の発信力を持つ小泉氏の発言に、野党の「脱原発」派は勢いづいており、政権幹部は「無視できない」と影響を計りかねている。(時事)>
■再稼働は不変 石破幹事長
<自民党の石破茂幹事長は2日、小泉純一郎元首相が脱原発を訴えたことに関し「小泉氏の発言で政策が変わることはない。自民党が再稼働を掲げるのには理由がある」と述べ、安全性が確認された原発を再稼働する党方針に影響はないと強調した。
発言について「長く党総裁、首相を務められた小泉氏の発言は、それなりに重い。党功労者の一人として意見を承る機会があるかもしれない」と配慮を見せたうえで、「党は原発依存度を下げるとも言っており、小泉氏の主張と全く交わらないとは思わない」と指摘した。党本部で記者団の質問に答えた。(産経)>
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