14163 スウェーデン クラゲ大量発生で原子炉停止    古澤襄

<スウェーデンの原子力発電所で、冷却用の海水を取り込む取水口が大量に発生したクラゲで詰まったため、原子炉1基が3日間にわたって停止を余儀なくされました。
この原子力発電所は、スウェーデン南東部、バルト海に面したオスカルスハムン原発で、運営会社によりますと、先月29日、冷却用の海水を取り込む取水口が大量に発生したクラゲで詰まりました。このため、3基の原子炉のうち1基を手動で停止させたということです。
停止させた原子炉は、スウェーデンでは最大の出力140万キロワットで、外部に放射性物質が漏れ出すことはなかったものの、運営会社はクラゲを取り除く作業に追われ、停止は3日間にわたりました。
バルト海や周辺の海域では、近年、クラゲのエサとなるプランクトンの増加によって、クラゲが大量に発生するようになっており、イギリスの原発も、おととし、同じトラブルに見舞われています。
日本でも、去年、福井県にある関西電力・大飯原発3号機でクラゲによって海水を十分に取り込むことができなくなり、一時、発電機の出力を下げるなど、クラゲの大量発生による問題が起きています。(NHK)>
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