14195 北京の大気汚染 再び最悪レベル  古澤襄

北京の大気汚染が深刻さを増している。車の排気ガスなどに含まれる大気汚染物質の対策が進んでいないことが主原因だが、これから冬を迎えて暖房用の石炭の使用が増えることから、汚染がさらに広がる可能性が高い。
<中国では、首都の北京などで再び最悪レベルの大気汚染を記録し、気象当局は6日も深刻な大気汚染が続くとして、外出を控えるなど注意を呼びかけています。
北京では、車の排気ガスなどに含まれる大気汚染物質PM2.5の1日当たりの平均濃度が、5日、WHO=世界保健機関の指針の10倍以上となる、1立方メートル当たり270マイクログラムに上り、大気汚染の度合いを示す基準は、先月末に続き、6段階のレベルで最悪の「厳重汚染」を記録しました。
中国気象局は、北京や河北省など中国北部の広い範囲で6日も深刻な大気汚染が続くとして、呼吸器系の疾患のある人はできるだけ外出を控えるとともに、外出する際はマスクを着用するよう呼びかけています。
また、中国では建国記念日に当たる「国慶節」の大型連休を行楽地などで過ごした人たちのUターンラッシュが始まりましたが、交通当局は、汚染物質を含む「もや」で視界が悪くなっているとして、高速道路などでの車の運転に注意するよう呼びかけています。
中国では来月以降、暖房用の石炭の使用が増えることから、大気汚染がさらに悪化する懸念が広がっていて、北京市は、石炭よりも汚染物質の排出が少ない天然ガスによる発電への移行を急ぐことにしています。(NHK)>
杜父魚文庫

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