14204 日ロ首脳 安保対話強化で一致   古澤襄

■人的交流を拡大—日ロ首脳
<【ヌサドゥア(インドネシア)時事】安倍晋三首相は7日夕(日本時間同日夜)、インドネシアのバリ島で、ロシアのプーチン大統領と約40分間会談した。両首脳は、日ロ初の外務・防衛担当閣僚級協議(2プラス2)が11月1日から東京で開催されることを歓迎し、安全保障分野の対話を強化していくことで一致した。
首相は「2プラス2は安保分野を中心に日ロ関係に厚みを持たせる絶好の機会だ。実りある2プラス2になるよう外相、防衛相に指示したい」と述べ、大統領も賛同した。
両首脳は、貿易・投資などの経済協力や、教育・研究分野での人的交流を拡大することで合意。首相は「人的交流は日ロ関係発展の重要な鍵の一つで、若い世代に重点を置いて交流を拡大したい。(双方の)留学生を2020年までに5倍に増やすことを目指したい」と表明した。
8月に開始した北方領土交渉に関する外務次官級協議については、首相が「(次回協議を)できるだけ早く開催すべきだ」と主張したのに対し、大統領は「2プラス2のときに(協議日程を)しっかり議論してはどうか」と答えるにとどめた。
一方、首相は、シリア内戦の収拾に向けた2回目の国際会議について「日本として参加する用意がある」と語った。
大統領は、14年2月にロシアのソチで開かれる冬季五輪に触れ、「ぜひ首相を(ソチに)お迎えしたい」と招請。首相は「国会中なのでしっかり検討したい」と応じた。(時事  米ウォール・ストリート・ジャーナル)
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