14205 朴大統領 中国・習主席と首脳会談=北朝鮮説得を要請   古澤襄

<【バリ島聯合ニュース】アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため、インドネシア・バリ島を訪問している韓国の朴槿恵(パク・クンへ)大統領は7日、中国の習近平国家主席と会談し、北朝鮮問題などについて意見を交換した。
朴大統領は「多数の北朝鮮住民が慢性的な栄養失調状態にあるというのに、核兵器にすべてをかけることはできないと思う」と指摘。「北朝鮮が経済発展に注力するよう説得し、尽力してもらいたい」と呼び掛けた。
また、「北朝鮮が(朝鮮戦争で生き別れとなった)離散家族の再会を約束したが、3日前に一方的に取り消し、一生を、50年以上を待ってきた離散家族の心を傷つけたことを非常に残念に思う」とした上で、「北朝鮮が正しい選択をできるよう、両国の緊密な協力が重要だ」と強調した。

朴大統領は6月、中国・北京で習主席と首脳会談を行ったことに触れ、「会談で両国関係を強化できる合意をしたが、追加措置が着実に進められていると思う。さまざまな困難の中で、北朝鮮脱出住民(脱北者)問題に関心を持ち、DMZ(非武装地帯)平和公園(の建設)を進めようとする(私の)意思を北朝鮮に伝えたことを知っている。感謝したい」と述べた。
習主席は「6月以降、今回で3回会うことになった。両国がいかに緊密で大切な関係を持っているのかを示している」と述べた上で、「6月にわれわれは両国関係、地域と国際問題について踏み込んだ意見交換をした。中韓関係の恒久的かつ安定的な発展のため非常に意味深いことだ」と強調した。
両国関係については、「両国はすべての分野で重要な協力パートナーとなった。外交や国会、国防、経済、貿易などほぼ全分野で定期的な対話体制を構築し、共同の努力によって両国の政治的な信頼は深化している」と評価した。(聯合)
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