■日本の消費増税に評価-G20閉幕
【ワシントン時事】20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は11日午後(日本時間12日未明)、2日間の討議を踏まえた共同声明を採択して閉幕した。世界経済を大きく揺さぶりかねない米国の債務上限(国債発行枠)問題について、「米国は短期的な財政の不確実性に対処するため緊急の行動を取る必要がある」と明記し、米に早期の問題解決を要請した。
議長国であるロシアのシルアノフ財務相は閉幕後の記者会見で、「米政府は可能な限りのことを実行し、数日内に不確実性が消えるよう望む」と総括した。米債務問題は世界的な株安を招くなど市場の不安定要因になっている。
日本からは麻生太郎副総理兼財務・金融相と黒田東彦日銀総裁が出席。麻生財務相は終了後「日本の消費増税と経済対策を説明し、各国から評価を得た」と語った。
声明は世界経済に関し、「回復は続いている」と分析。「主要先進国は改善の兆しが見られる一方、多くの新興国では成長が鈍化している」と指摘した。(時事)>
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14243 米に財政問題解決を要請 古澤襄

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