<イギリスの権威ある文学賞、ブッカー賞が発表され、賞の歴史上最年少となる28歳のニュージーランドの作家が書いた、ミステリー小説「ルミナリーズ」が選ばれました。
2013年のブッカー賞に選ばれた小説「ルミナリーズ」は、1866年、金採掘ブームに沸いていたニュージーランドの南島を舞台にした殺人事件を巡る、長編のミステリー作品です。
作者のエレノア・カットンさんはニュージーランドに住む28歳の女性作家で、ブッカー賞を受賞した歴代の作家の中で最年少の受賞となりました。
「ルミナリーズ」はカットンさんの2作目の作品となります。
カットンさんは授賞式で、「すばらしい作家の皆さんと並んで審査していただいたことに感謝します」とあいさつしました。
カットンさんの作品について、賞の選考委員長は、「時として捕らえどころのない読み物の中で、迷子になったような気分にさせるが、読み進めると、それが複雑かつ巧妙に構成されている」と評価しています。
ブッカー賞は1969年に創設され、イギリスとイギリス連邦の国々などの作家を対象として授賞が行われてきましたが、来年からはアメリカなどほかの国や地域の作家による英語の小説も対象に加えられることになっています。(NHK)>
杜父魚文庫
コメント